修繕・応急処置

屋根を長持ちさせるには、傷んだ箇所に早急に手を打つこと。

 茅葺き屋根は年月とともに腐食して痩せていきます。腐った屋根は土となり、コケが生え、常に湿り気を帯びるようになり、腐食を加速させていきます。屋根から竹が露出し始めると、雨漏りが始まります。

 腐食箇所が広がる前に、こまめな対処をしていくことが、屋根を長持ちさせる秘訣です。


差し茅等による、全面または部分的な補修

葺き替えが必要なほど傷んでいるわけではないが、全体的に屋根がかなり痩せてきている。或いは局所的に痛みの激しい部分が見られる…。

そのような場合には、痩せた屋根に切った茅を差し込んで補充し、屋根の耐久力を復活させることが出来ます。全て葺き替えるのに比べ、少ない茅の量で工事することが可能です。


緊急対応・応急処置

雨漏りが発生し始めた、台風や大雪の影響で茅屋根がずり落ちた、など、緊急に対処が必要な場合は、すぐにご相談下さい。

葺き替え等の本格的な工事を行うまで、日常生活に支障がないよう、状況に応じての応急処置を致します。