今年もこの季節がやってきた、と、おそらく関わっている皆が感じているであろうしめ縄の製作期間。伏見稲荷大社をはじめ、各地の神社に奉納する大しめ縄を、普段はそれぞれの仕事をしている面々がこの期間だけ集まって力を合わせ、ひとつひとつ手作りしていく。
"茅葺き ぶんな"も、この時期から茅葺き工事部門は縮小し、わら細工や茅刈りといった作業がメインになってくる。毎年のことながら、今年も無事にこの期間までたどり着いた、とホッと胸を撫でおろす気分。今年も年明けから、何やかやで屋根工事に追われ、気が休まる間もなく忙しかった。普段ひとりで仕事をしている分、しめ縄期間の共同作業はふと心が軽くなり、比較的心穏やかにいられる2週間だ。
まだまだ年内は忙しい。それに、ここからの仕事は比較的自分のペースで自由に進めやすいが、経営的には氷河期に陥る…。屋根から降りても、気を抜いてばかりはいられない。
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