2024/11/14
 今年もこの季節がやってきた、と、おそらく関わっている皆が感じているであろうしめ縄の製作期間。伏見稲荷大社をはじめ、各地の神社に奉納する大しめ縄を、普段はそれぞれの仕事をしている面々がこの期間だけ力を合わせ、ひとつひとつ手作りしていく。

2024/10/25
 どうにかギリギリ、次の予定の前に現場を終えることが出来た。一日が終わるごと、残された時間と作業量を再計算しながら、胃が縮む想いで進めてきたが、ようやく頭をカラッポにして眠れそうだ。

2024/10/21
 美山近郊に見られる茅葺き屋根の棟のタイプは"置き千木(ちぎ)"と言われる型。このタイプの棟のてっぺんには"ユキワリ"と呼ばれる横向きの木材がすえられる。

2024/10/07
 今回の現場は差し茅。家の屋根裏に刈り溜められた茅を使わせてもらい、屋根2面及びその他傷んだ箇所の修繕。応急処置ではない本格的な差し茅は久々かも知れない。葺き替えに比べ、差し茅はシート養生の手間も最低限で済むので、何となく気が楽でいい。

2024/09/05
 盆を過ぎ、台風を経て、幾分暑さが和らいだ。折しも長かった現場が終わりを迎え、屋根から降りての残り作業を片付けるのみとなり、余計に急に涼しくなったように感じる。

2024/06/25
 今年届いた茅は概ね質の良いものが多かった。同じ人が同じ土地で刈ったものでも、年によって品質が大きく変わるのが、茅という建築材料の特殊なところだ。

2024/05/13
 3年ほど前に修理をしたお家から、別の面から雨漏りが発生したので見に来て欲しいとの連絡があった。

2024/05/07
 何やかやと1月から4月いっぱいまで連続で続いた出張仕事が終わった。長かった…家族へも負担をかけた。出張先には新鮮な面白さもあるが、やはり、我が家を拠点に生活するのが、仕事にしても休日にしても、間違いなく落ち着く。

2024/04/02
 今回の現場は、お施主さんが長年刈り溜めた茅を使う。美山の茅とよく似た、秋刈りの葉っぱ交じりの茅。  差し茅などの修繕ではよく使うが、葺き替えでこの手の茅を使うのは久しぶりな気がする。

2024/03/09
 通常、足場の設営も屋根葺きも、自分1人ですることが多い。茅葺きってひとりで出来るものなの?と聞かれることが多いけれど、物理的に無理ではない、というところ。自分が言うのは変だが、あまりひとりでやるべきものではないと思う。

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